FOXのV1ヘルメットをレビューするよ!

やっほー。くじらだよ。

突然ですが、バイクに乗るときにヘルメットをかぶりますよね?

日本ではアライやショウエイ、OGKカブトが有名なヘルメットメーカーに入るかなと思っていますが、海外にもたくさんのヘルメットメーカーがあります。

くじらはアライのMZというジェット型のヘルメットとFOXのV1ヘルメットというオフロード用のヘルメットを使っています。

くじらの通勤快速アドレスV125ではMZ。遊び用のトリッカーにはFOXのV1ヘルメットと使い分けているわけです。

今回はトリッカー用のV1ヘルメットについて書いていきます。

このFOXのV1ヘルメットが海外メーカーのモデルです。国内流通モデルなので並行輸入品ではないです。日本向けの商品ですけどね。これはトリッカーに乗るときに使うヘルメットとして購入しました。

MZのほうはまぁ今回のお話のメインではないのでおいとおきますが、FOXのヘルメットを買ったときにいろいろ調べたことがあったのでそれを共有したいと思います。

FOXのヘルメットを買うにあたっての懸案事項

心配なのはサイズ感

海外産のヘルメットのレビューを見るとよく書いてあるのがサイズについての不具合。

日本で流通しているFOXのV1ヘルメットについては日本人向けの帽体が採用されているらしく問題ないとの意見もありますが、やっぱりちょっと不安です。

購入当時のことですが、広島にはNapsという大手バイク用品店があり、そこに展示がある可能性があったので行ってみたら置いてあったのでかぶってみました。

(結局店頭にはくじらの買いたいカラーがなかったので、NapsのWEBショップで購入しましたが・・・。)

結局、こういった商品って実際に試してみるのが一番なんだよなぁ。

参考までにくじらの頭の大きさを共有

奥行20cm
横幅17cm(耳除く)
頭囲56cm

でFOX V1ヘルメットに最適な大きさはLでした。Mだと窮屈・・。

MZとの簡単な比較(V1ヘルメットL・MZともにLサイズで比較)

V1ヘルメットはMZに比べると少し両側頭部の上側が窮屈な感じです。かぶった後のヘルメット癖の付き方もちょっと違う。V1のほうは頭が全体的に四角くなります(笑)

このあたり日本人向けの帽体らしいですが若干違うのかなぁ。

あと、V1ヘルメットのチークパッドはもう少し圧迫があってもいいかもなぁ。

V1ヘルメットのポイント

まぁ、オフメットすら初心者なくじらがあれこれ言うのもなんですが・・。しかもオフ走らんしね。

Goodポイント

  1. かっちょええ
  2. 思ったより作りがしっかりしている。塗装・内装も大丈夫。
  3. 何気にひさしが便利。これは日よけにいいねぇ。

1.かっちょええ

V1ヘルメット ドラグナー・・・。

このグラフィックで2万5千円は安いというしかない。アライやショウエイなら4万以上はする。怪しげなグラフィックが最高です。

2.思ったより作りがしっかりしている。塗装・内装も大丈夫。

それなりに使ってますが、塗装はげって言うのもそんなにないです。まぁ、マット系の塗装なんで少し弱いんだろうけど・・。

内装もしっかりしてます。特に国内メーカーと比べて劣ってるとは思いませんね。

しかもSNELL規格適合品。

3.何気にひさしが便利。これは日よけにいいねぇ。

本来の使い方じゃないと思うんだけど、なにぶんくじらはオフロード走らないんで・・。

春先・秋口などの日差しの角度が低い時なんかはまぶしいですよね。

まぶしさ除けにはちょうどいいです。

と全体的には満足。お値段以上の代物ではないでしょうか?

Badポイント

  1. ちょっと重い。(MZのほうが軽い気がする。)
  2. 走ってると空気抵抗があるので首がつかれる。
  3. ベンチレーションが閉じれない仕様。常に全開。(冬場はきつい)
  4. 雨の日には乗れない。内装が濡れる。(V1だけの問題じゃないけど)
  5. 夏場など虫アタックが直接顔面に直撃する。

1.ちょっと重い。

少し重量感を感じますね。オフロードヘルメットって少し前側に出るような作りだからか?

アライのジェットヘルメットのMZより重さを感じます。

実際には図りがないので体感的なものですが・・。

2.走ってると空気抵抗があるので首がつかれる。

これもMZと比較してそう感じます。形状的にもバイザー部分やアイホールの部分など抵抗になりやすい形だと思いますので仕方ないかと・・。

3.ベンチレーションが閉じれない仕様。常に全開。(冬場はきつい)

ベンチレーションを閉じるという事ができません。なのでずっとスースーです。夏場は良いのですが、冬場は・・。

というか、アイホール部分から風がすごいので真冬はかなりやばいです。

くじらはこれで対応してますが、何もないと鼻・口元が・・。

冬には必須のアイテムです。

4.雨の日には乗れない。内装が濡れる。(V1だけの問題じゃないけど)

これはV1が悪いわけではないんですが・・。

くじらは基本的に晴れの日にしか乗らないので問題ないですが、ツーリング先とかで雨になったらちょっと困りますね。

オフローダーの人から見たらなんちゃないんでしょうが、ちょっと困るポイントです。

5.夏場など虫アタックが直接顔面に直撃する。

これはねぇ。あるんですよ。一回ツーリング中に直撃。ゴーグルで蛾がつぶれるという悲劇が・・。

これもV1が悪いわけではないんですけどねぇ。

あげると悪い点結構あるな・・・。

まぁ、でも総合的には満足だし、V1固有の欠点というわけじゃないものもあるので、あまり気にしていません。

まとめ

ちょっと重量は重いですが、見た目的にも作り的にもいいヘルメットだと思います。ただ、サイズ的には若干横幅が狭いのでしょうか?くじら的には大丈夫ですが、頭の形が横に広めの人は注意が必要かもしれません。

安全規格もDOT・SNELLと取得しているので安心です。

まぁ、安全規格の話をすると結構いろんな意見があるので荒れたりするんですよね。一つの基準として参考にすると良いと思います。

注意
安全規格などについては様々な意見があります。ここではくじらの私的な意見を書いています。SNELLだけでなくECEとかもあるしどっちが良いのかは比較が難しいですよね。

まぁいろいろありますが、当時のくじら的には「こりゃ買いですわ。」な商品だったわけです。

いままでアライやショウエイを使用してきたくじらですが、FOXのヘルメットもなかなかにおすすめですよ。

黒も渋くていいね♪

【番外編】海外ヘルメットの公道使用について

レース用・公道走行可の表示があったりなかったり

かっちょいいヘルメットが世界には結構あるものだ!

FOXのヘルメットを契機に海外ヘルメットに興味を持ったくじらはいろいろとヘルメットをネットであさっておりました。

その際、「おっ!これいいなぁ。」というようなヘルメットがいくつかありフムフムと商品説明を読んでみると・・。

「レース用です。」とか「公道走行可」とか書いてあるモデルがちらほら。

は?

こんなガチなヘルメットなのに公道走っちゃダメなのってあるの?

確かに半キャップのヘルメットでろくに衝撃吸収材も入ってないようなものが装飾用みたいな形で売られているのは知っていますが、これはいいだろ・・・。

と、不思議に思っておりましたが、そこにはヘルメット特有の規格問題が絡んでいたのでした。

そもそも乗車用ヘルメットとは

一応乗車用ヘルメットについては道路交通法で決められています。以下ように内閣府令で定めるとあります。

MEMO

第七十一条の四

~省略~

7 第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、内閣府令で定める。

内閣省令で規定された基準

MEMO
道路交通法施行規則
(昭和三十五年総理府令第六十号)
第九条の五 法第七十一条の四第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、次の各号に定めるとおりとする。
一 左右、上下の視野が十分とれること。
二 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
三 著しく聴力を損ねない構造であること。
四 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
五 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
六 重量が二キログラム以下であること。
七 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。
ということは上記の基準を満たしていればいいわけなんです。といっても結構ふわっとした基準ですな。
物にもよると思うので断言はできませんが、基本的には海外製のものでもこの基準はクリアしているのではないでしょうか?とすれば使用するには問題ないはず・・。
ただ、別の法律もあるのです。これは主にヘルメット製造者・販売者側への法律です。
MEMO
消費生活用製品安全法

国による消費生活用製品の安全規則(PSCマーク制度)

消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品については、国の定めた技術上の基準に適合した旨のPSCマークがないと販売できず、マークのない製品が市中に出回った時は、国は製造事業者等に回収等の措置を命ずることができます。これらの規制対象品目は、自己確認が義務づけられている特定製品とその中でさらに第三者機関の検査が義務付けられている特別特定製品があります。
※PSCは、Product Safety of Consumer Productsを、略したものです。

 
V1ヘルメットにあるPSCマーク
いやー面白いね。道路交通法上は問題ないヘルメットでもPSCマークを取得していないものは乗車用ヘルメットとして販売してはいけないということなんだね。ちなみにヘルメットは特定製品になるらしい。
なんだこりゃ。もったいねぇな。
まぁ、海外からの並行輸入品や海外のメーカー品が日本の規格を通しているとも思えないのでそうなるわな。それがレース用とか公道走行可という表示がないなどの原因だったんですね。主に販売に対する規制が原因だったということ・・・。
納得はできないが謎は解けた。

番外編 まとめ

まぁ、お上にはかないませんな。とりあえずPSCマーク入りの乗車用ヘルメットを公道では使用すればいいというわけですな。
そのうえで様々な安全規格を通過したヘルメット(JISやECEやSNELLやら)を個人で判断して着用すればいいということでしょう。
えんど。